指定部位に指定期間着用していただいたバッジ(受動形積算線量計)を、公益財団法人日本適合性認定協会(JAB)によるISO/IEC17025 に基づく放射線個人線量測定分野の認定取得者が測定算定し、外部被ばく線量測定算定報告書を発行いたします。

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主な特長

・測定に係るバッジ及び機器の点検校正はJAB認定取得者が行います。
・バッジは電池やメモリーを内蔵せず、携帯電話やモータ等による電磁波の影響を受けません。
・広範囲な線量及びエネルギーの放射線に対応します。

ルミネスバッジ(SGタイプ)

被ばくをするおそれのある方に :
胸部(女子は腹部)に着用。不均等被ばくでは被ばくの多い部位にも追加して着用

X・γ線及びβ線を測定するOSL素子を使用

外形寸法:57.4×22.0×8.5mm
重量:9g(クリップ装着時:13g)
測定エネルギー範囲
  X・γ線:5keV~10MeV
  β線:150keV~10MeV
測定線量範囲(SG)
  X・γ線:0.01mSv~10Sv※1
  β線:0.1mSv~10Sv

※1 被ばく線量測定では最小検出限界値は小数点第二位を四捨五入し、0.1mSvとしています。

ルミネスバッジ(KG及びNGタイプ)

被ばくをするおそれのある方に :
胸部(女子は腹部)に着用。不均等被ばくでは被ばくの多い部位にも追加して着用

左側にX・γ線及びβ線を測定するOSL素子を使用
右側に中性子線を測定するADC板を使用

外形寸法:76.2×22.0×8.5mm
重量:13g(クリップ装着時:17g)
測定エネルギー範囲
  X・γ線:5keV~10MeV
  β線:150keV~10MeV
  熱中性子:0.025eV~0.5eV
  高速中性子:24keV~15MeV
測定線量範囲(KG)
  X・γ線:0.01mSv~10Sv※1
  β線:0.1mSv~10Sv
  熱中性子:0.1mSv~6mSv※2
  高速中性子:0.2mSv~50mSv

測定線量範囲(NG)
  X・γ線:0.01mSv~10Sv※2
  β線:0.1mSv~10Sv
  熱中性子:0.1mSv~6mSv※3
  高速中性子:0.1mSv~50mSv

※2 被ばく線量測定では最小検出限界値は小数点第二位を四捨五入し、0.1mSvとしています。
※3 熱中性子線単独入射のとき

リングバッジ

手指の70μm線量当量測定用 :
X線透視やRI取扱いなどで体幹部より手指の方が多くの放射線を受ける方に

検出器にTLDを使用しています。リング本体にお名前等を直接レーザーで印字していますので、消毒や手洗いをしても、印字が消えることがなく、また測定にも影響はありません。リングの色は3色あり、着用期間ごとに色を変えて
お送りします。

測定エネルギー範囲
  X・γ線:15keV~6.3MeV
  β線:700keV~3.0MeV
測定線量範囲
  X・γ線:0.2mSv~1000mSv
  β線:0.4mSv~1000mSv

ビジョンバッジ

眼の水晶体の3mm線量当量測定用 :
眼の水晶体の等価線量が管理基準に近いか、超えるおそれのある方に

検出器にTLDを使用しています。防護メガネのフレームに合わせ3種類のフックを用意しています。プラスチックラベル部を防護メガネの内側に取付けてフックと共に着用していただきます。


測定エネルギー範囲
  X・γ線:15keV~6.3MeV
  β線:700keV~3.0MeV
測定線量範囲
  0.1mSv~1000mSv

仕様

種類 バッジタイプ 測定線種 用途
X・γ線、β線 中性子線
ルミネスバッジ SG ×

体幹部や末端部の被ばく線量測定 ※4

KG

中性子線源や加速器などを使用するときの体幹部や末端部の
被ばく線量測定 (NGは精密測定用)

NG
リングバッジ R 〇※5 × 手指の70μm線量当量測定 ※7
ビジョンバッジ VL 〇※6 × 眼の水晶体の3mm線量当量測定 ※7

※4 体幹部とは頭頸部・胸部・上腕部・腹部・大腿部、末端部とは手足など体幹部以外を示します。
※5 リングバッジは線種別の分離測定ができませんので、X・γ線またはβ線のいずれかを予め選択していただきます。
※6 ビジョンバッジではX・γ線、β線の合計値を報告します。X・γ線とβ線の各々の値を報告することはできません。
※7 リングバッジやビジョンバッジを着用するときは、少なくとも胸部(女子は腹部)にルミネスバッジを着用していただきます。

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