ロッドアノード型X線発生器 X-RAY WorX GmbH
多くの産業分野の非破壊検査においてロッドアノード型X線発生器は重要な役割を担っています。その小焦点による撮影は高解像度の結果をもたらし、タンクやパイプライン建設や鋳物業界、航空機エンジン、熱交換器など、様々な特殊用途にソリューションを提供致します。
お問い合わせ・ご質問主な特長
航空機エンジン、中空タンクやパイプの周方向の溶接線のように全周にわたって閉ざされた壁面で覆われた部材の撮像を行う場合、通常のマイクロフォーカスX線発生器では、検査対象部以外の部分で吸収されるために撮像が困難となり、露光時間が大幅に増大するなどの不都合が生じます。このような用途に対して、X線照射部分を部材内部に挿入可能なX線発生器を用いることで内部照射が可能になり、吸収されてしまうX線を大幅に減らし、効率的に撮像を行うことが可能です。また、こうしたX線発生器を使用することで、X線焦点を検査対象部に近づけることができ、高倍率での撮像も可能になります。
- 様々なビーム放射形状を選択可能
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お客様の用途に応じて、ロッドアノード型管球は様々なビーム放射形状を選択可能です。
- パノラマ型
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パノラマ型ターゲットはロッド全周( 360°)からビームが放射され、
開口角度は以下の2種類ございます。
Type P1(70°~ 110°)
Type P2(60°~ 90°)
パイプの溶接部検査や航空機エンジンの部品検査などに用いられます。
- バックリフレクション型
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Type P3(180°)
バックリフレクション型ターゲットは半円周のビーム放射形状を有し、開口角度60°~ 120°の範囲になります。熱交換器の管板面溶接部などの検査に用いられます。
仕様
DATA |
ロッドアノード(標準タイプ) |
ロッドアノード(微小焦点) |
||||||
最大電圧 (kV) | 160 | 190 | 225 | 240 | 160 | 190 | 225 | 240 |
最小電圧 (kV) |
20 |
20 |
||||||
最大電流 (mA) | 3.0 | 3.0 | ||||||
最小電流 (mA) | 0.05 | 0.05 | ||||||
最大電力 (W) | 320 | 320 | ||||||
焦点寸法 (μm) |
ロッドアノード長さによる (>100×>200) | 管電圧による (40~140) | ||||||
ロッドアノード長さ (mm) | 60-100 | 300-1500 | ||||||
ロッドアノード直径 (mm) |
*25/45 *25はカスタマイズ可能 |
70/80 |
||||||
管球重量 (kg) |
40 |
61 |
40 | 66 |
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